そもそも「××みたいなもの」のような類似品が存在しないオリジナル性の高いものを他者に説明するには「××ってのは■■のことで、■■は▲▲が……」といった冗長性の高い説明が必須なのであり、すでに話の通じる内部関係者間でそうした冗長度を排した専門用語が飛び交ってしまうのは仕方ないことなのだと思う。 TRPG に詳しくない人間が「キミは精神抵抗値が低くて、俺らの話題の SAN チェックをクリアできないでしょ?」と言われて、 RPG 仲間からハブられるのと一緒だ(笑
するってェと、ハブられた側は妙に劣等感を感じて、「くっそー。んじゃ、そのナゾの専門用語をググりまくってやる!」なんて発奮したりする。で、そんな風にわずかにでも興味を覚えてしまったら、彼はすでに修羅の道に足を踏み入れているわけである。
そもそもアイマスをプレイしていると、「ハマらないヤツのことなんかどーでもいいけど、ハマってるお前らからはばっちり金を搾り取らせてもらうぜえ」という運営側の念波をゆんゆん感じる。百万人の一般人から百円ずつお金を落としてもらうのではなく、一万人のダメヲタから一万円ずつをふんだくるつもりなのだ。最終的に儲かる金額が同じなら、どんな手法を取るのかはマーケティング上の問題である。アミューズメント業界の市場全体が痩せつつあると言われる昨今、「浅く広く」ではなく「狭く深く」という経営判断も一つの英断ではあろう。かくして、「うおおッ!! 真のためなら、俺はいくら金を取られたってかまわねえぜっ!」などという、ダメな意味で漢な人物のみがアイマスのプロデューサーとして生存を許されるのである。仕掛ける側が仕掛ける側なら、仕掛けられる側も仕掛けられる側である。閉塞して当たり前だ。
その意味では、「閉塞してますが、何か?」な世界である気がする。予定調和だ。そもそも「あの娘の本当の魅力を理解しているのは世界中で俺ただ一人なのだ!」という心性こそアイドル愛好の真髄なのだから、そういうマクロな視点まで含めて“アイドルという存在をゲームシステム化する”というアイマスの目的はより高度に達成されている気がするほしみさんなのだった。

![Powered by 269g[ブログ・ジー]](http://269g.jp/img/269g.gif)